サブスク管理の必要性

『管理ツールに求められること』


オフィス内でのSaaS利用が急拡大する中で、人手による管理は限界を迎えつつあります。 では、これらの煩雑な業務を効率化し、コストの最適化を実現するために、SaaS管理ツールにはどのような機能が求められるのでしょうか。 第3回では、管理ツールが備えるべき重要な条件を3つのポイントに絞って整理します。


条件1:サブスクリプション特有の「契約」が管理できること

一つ目は、サブスクリプションならではの複雑な契約形態に対応していることです。 第1回でお話しした通り、サブスクリプションには「契約期間」「サービス有効期間」「課金対象期間」など、管理すべき複数の「期間」が存在します。 従来の「モノ」を対象とした管理ツールには、こうした期間や「最低契約期間」といった付帯条件を管理する概念がありません。 そのため、SaaSやサブスクリプションの特性を前提に設計され、多岐にわたる契約条件を漏れなく管理できることが、ツールの第一条件となります。


条件2:「在庫」と「割当」が正しく一致していること

二つ目は、「在庫(支払っている量)」と「割当(実際に使っている量)」のズレをなくし、実態を正しく把握できることです。 「モノ」の管理であれば、一度購入してしまえば在庫と割当の不一致が即座にコストの無駄に直結することは稀です。 しかし、数量を柔軟に変動させられるサブスクリプションの場合、この不一致を放置すると不要なコストを支払い続けることになります。 現在、社内でどれだけのライセンスを契約しており、そのうちいくつが誰に割り当てられているのか。 そしてそこに無駄がないかを常に可視化できる機能が、コスト適正化のためには不可欠です。


条件3:ユーザーからの「申請」に基づいた割当ができること

三つ目は、管理者による一方的な割り当てだけでなく、現場のユーザーや部門からの「申請」に応じた運用ができることです。 第2回の例で挙げた通り、職種や部署によって必要なツールは異なります。 また、プロジェクトの状況によって「このツールを新しく使いたい」「これはもう不要になった」というリクエストが現場から頻繁に発生するのもサブスクリプションの特徴です。 これまでの資産管理のように「配って終わり」ではなく、ユーザーからの申請を受け、それに基づいて適切に割り当てや解約手配ができる「双方向のワークフロー」を備えていることが、スムーズな業務遂行の鍵となります。


オフィスに溢れるSaaSは、適切に管理することで初めて効率化できます。 専用の管理ツールを導入し、複雑な契約や人単位の割り当てを「仕組み化」することこそが、これからの情報システム担当者に求められる新しいIT資産管理の姿といえるでしょう。

私たち『サブかん』は、「SaaSやサブスクの手配と管理を簡単にする」ためのサービスです。
複雑な契約管理から、社内ポータルを通じた申請・承認フロー、そして外部業者への手配までをオンラインで一気通貫にサポートいたします。 実態に即したIT資産管理を実現するパートナーとして、皆さまの業務改善をお手伝いいたします。




PageTop